これをやれば受かる!

受験概要

この記事ではわたしが酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)に合格するために取り組んだ勉強方法を紹介します

私は日本酒にほとんど関りがなく、飲んだこともなく、酒も極めて弱い。

しかし酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)に無事合格することができました

決して独学で合格することは不可能ではありません

独学で合格を目指すと覚悟を決めたかたへの大切な2つのこと
  1. 適切な準備
  2. 試験内容に応じた勉強

一次試験と二次試験では戦略を変える

一次試験と二次試験は試験の質が少し異なります

二次試験は一次試験の知識が土台になるのは言うまでもありませんが、

それぞれの試験に合わせた対策を練ることで合格率を上げることができます

まずは一次試験に特化して対策を紹介します

一次試験の対策方法

わたしが一次試験で大切にしたことは以下の2点です

  1. 確実に得点できる問題は落とさない
  2. 細かい知識問題もある程度カバーする

テキストをとにかく読み込む

酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の知識を問う問題は公式テキストから出題されます

もし合格を意識した勉強をする場合は他の日本酒関連の書籍は封印します

なぜなら日本酒関連のテキストは使用している言葉が異なる場合があるからです

ちなみに日本酒検定や唎酒師で出てくる熟酒、爽酒、薫酒、醇酒のカテゴリー分け、

酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)には出てきません

二次試験ではテイスティングがあるため実際に飲む必要がありますが、
具体的な銘柄の名前を答えたり覚える必要もありません

細かい知識を覚える

一次試験では重箱の隅をつつくような問題が出題されます

酒の知識にあまり関係ない問題も多数出てきます

  • 太平洋側に冷害をおこす海風を何と呼ぶか?
  • 山田錦の郷があるのは何市か?
  • JAみのり 東条ライスセンターが竣工した年はいつか?

これらに文句をいっても仕方がないので、試験に合わせて対策する必要があります

基本的な知識(特定名称酒の種類、酒米の種類など)はもちろんですが、

細かい知識に関しても定着させる必要があります

わたしは年号問題が苦手だったので、語呂合わせで乗り切りました

この選択肢は明らかに違うはず、この感覚を養う

一次試験は4つの選択肢から1つの正解を選びます

そのため正確に単語を覚えていなくても

「この選択肢は違うはず。たぶん③番だろう」

といった予測で正解することができます

そして、この直観力はテキストを読めば読むほど養われていきます

この感覚はすごく大事です!

仮に選択肢を2分の1までしか絞れなかったとしても、
それが2問、3問と積み重なれば確率的に得点は上がります

二次試験

会場

本番と同じ形式でテイスティングする

ワイングラス

テイスティングで使用するグラスと同じもので練習しましょう
1脚600円くらいでネット通販で購入できます

二次試験のテイスティングは6種類(日本酒4、焼酎2)で構成されるので
もし試験と同じ形式にするなら6本は欲しいです

それが難しい場合はグラス4本がおすすめです

銘柄

わたしはテイスティング練習にあたって揃えた以下のラインナップです

日本酒
  • 本醸造
  • 吟醸酒
  • 山廃純米
  • 生酛純米
  • セルレニン耐性酵母の日本酒
  • 純米吟醸(7号酵母)
  • 純米吟醸(9号酵母)
焼酎
  • 芋(常圧)
  • 麦(常圧・減圧)
  • 米(減圧)
  • 泡盛
  • 黒糖

上記の種類を揃えてから、

同じ銘柄を使って何度も練習しました

日本酒は冷蔵庫で保存して、試験1カ月前から開栓して何度も練習を重ねました

焼酎は日本酒と比べて劣化しにくいので2カ月前から練習をしました

試験で使用されるテイスティングシートをコピーして、そこに解答を記入しました

何度もテイスティングシートを見ることで本番でも普段と同じ感覚で試験に臨むことができます

日本酒を保存するときはしっかり栓をして、冷蔵保存しましょう

焼酎は常温保管でOKです

200文字で書く要約する練習

論述問題はテーマに対して200文字で記述する傾向が続いています

わたしが受けた2021年は3つの出題に対して試験時間は20分でした

3問とも自分で対策したことがある問題だったので解答を見た瞬間に手を動かしました

それでも試験時間は残り2~3分しか余りませんでした

問題を見てから解答をゼロから組み立てる時間はありません

すべての問題を予測することはできませんが、
例年通りであれば200文字で書く練習をこなしたほうが良いです

そして一次試験で問われたような細かいポイントを覚える必要はなく
自分の覚えられる範囲で覚えて書けるようにしましょう

具体的な二次試験の論述対策の勉強方法も別記事でまとめます

まとめ

一次試験の対策
  • 公式テキストを読み込む
  • 語呂を作成するなど細かい知識まで覚える
  • 間違っている選択肢を感覚的に除外できるようにする
二次試験
  • テーマを設定して200文字で実際に書いて練習を積む
  • テイスティングは本番と同じ条件に近づけて行う
  • 6~10銘柄を使ってテイスティング練習を繰り返す

一次試験で知識を定着させておくと、二次試験の勉強効率も上がるので

一次試験はギリギリ合格ではなく9割を狙うくらいの気持ちで勉強に臨みましょう

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